失業のつぶやき、受診からいままでのおさらい2022年5月7日

皆様こんにちは三毛たけし失業のつぶやきです。

今日は改めて僕のいままでのおさらいで以下の項目ご案内します。そして最後に細かい解説もありますので、そちらもご参照くだされば幸いです。

1. 大人の発達障害専門外来との出会い

. 会社への告白したきっかけ 

. 告白したその後の仕事そして賃金見直しで決裂

. 一般企業での障碍者雇用してくれた会社から退職

5,ジョブコーチと相談。福祉的就労 障碍者支援継続A型での見学

6,事務所にて生活費の計算

7.現在の近況報告

8、支援の皆様へ提案とこの研修会に参加された事への感謝のお礼

 

以上。長いお話しになりますが最後までよろしく

お願いします。

 

 

 

 

1. 大人の発達障害専門外来との出会い

・もともと 20 代から人間関係のつまずきを感じる事が多く、精神科へ通っていました。(しかし当時は自律神経失調症かも?といわれ確定診断はありませんでした。)解説1 

 

20125 月1日~2013331 日 受診したメンタルクリニックにて、

僕が医師に今まで勤務していた会社の意見(自分で 考えて動くことができない、言われた事ができない等)

を報告したところ、発達障害ではないかと 言われ、総合病院(精神科)の 大人の発達障害専門外来 を紹介されました。

 

(その他細かい経過はYouTube三毛たけしのつぶやき、タイトル今までお話したこと。又は失業のつぶやき。以上。閲覧お願いいたしますhttps://www.youtube.com/channel/UCCTRHeT_wAEauFvgU7AUHrA

※解説2

 

. 会社への告白したきっかけ 

・自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)は最近認知されている障害名だが、知能に遅れがありません。

社内でマスクできる方がいます。

 

・私の学歴は社会福祉専門学校卒業であり、試験勉強では介護福祉士やケアマネは一回で合格しています。 

 

・たとえ障害者手帳 3 級をもっていても、福祉の仕事には遣り甲斐、喜び、誇りをもっていました。

 

・しかし、以前から 周辺状況 (昔は問題行動と言われていたが、今はマイナス発言として専門家は言わない方向になってきている。)

として自閉症の症状だけが目立ち、知能の遅れがない事から、上司や同僚からは努力不足、甘えとの指導を受けていました。

 

また、よく性格に問題があると疑いを持たれていました。 

 

・介護経験が21年目にしても、重大なミスが多すぎる。もはや入居者様の命を守れないという思いがありました。

そして、2013年4月から通院していた病院より母親同席の要請があり

2016年5月にようやくADHDと自閉症スペクトラム(ASD)の確定診断がでたので、勤務していた有料老人ホームの上司に告白ました。

 

. 告白したその後の仕事そして賃金見直しで決裂

2016915日 会社の障害者担当より、自治体から委託されているジョブコーチを紹介されました。

 

・ジョブコーチにより自分の困りごとが分かるようになり、更には会社と交渉してくれて大変心の支えになっていました。

 

・その結果、会社のスタッフの皆様にも私の障害の特性について理解が広がり、風通しがよい環境になりました。

 

しかし、雇用契約書を紙では出してくれない会社であった為に賃金見直しで決裂する事になり、弁護士に依頼して、その会社の本社とは揉める事になりました。

※解説3

 

. 一般企業での障碍者雇用してくれた会社から退職

2021年10月。色々あり結果。勤務していた会社から解決金を貰い退職。

 

そして、同じ月にローワークへ向かい退職の旨を伝えて失業手当の申請をしました。

 

結果一年分の失業手当が決定。

そして、どんなに失業手当節約して使わない事があっても有効期限は12月30日との判断がハローワークからでました。 

※解説4

 

5,ジョブコーチと相談。福祉的就労 障碍者支援継続A型での見学

同じ10月に、ハロワの後ジョブコーチと面談して相談しました。

結果。新しい会社への就職活動するにしても、今度は社会人としてのマナーも身に着けてから一般企業への面接したほうが良い。

仮にそれまでの間私が、毎日日曜日で苦痛あるなら、働きながら学ぶサービス。福祉的就労をしてみてはどうかと提案がありました。

そして、2021年1213日月曜

そして福祉的就労の見学。ジョブコーチも同行して下さる。

初めジョブコーチの説明では病院や老人ホームなどの今までのキャリアとは全くちがう葬儀の斎場だった為、戸惑いがありました。

その想いで実際職場を見学してみたら、大変雰囲気が病院に似ていたので僕としては満足しました。

 

しかし……思わぬ落とし穴がありました……

 

「アルバイトしていると福祉的就労は申請ができない。」と、福祉的就労先の所長さんより残念な発言がありました。

 

 

(この情報は付き添い下さった、ジョブコーチでも初めて聞いたとの事。

 

また、ハロワには事前に職員に質問したが知らないとの驚きの発言でした。)

 

まさか……こんな、落とし穴知らないとなんて……しかもハロワも、ジョブコーチも知らない……

 

先方の所長さんより「意外と縦割りで市役所の福祉課は知っているが、ハロワさんは良くわかっていないようです。

また、行政の言い分では、アルバイトができるなら、そもそも訓練必要なのか?との理屈みたいです。」

 

そして区役所に改めて確認してみる。

結果。

「福祉的就労は、雇用契約を結ぶのが困難な方を対象にしており、アルバイトできる方は社会スキルが高いとみられ、福祉的就労は対象として考えてないそうです。」

と謎の屁理屈が書いてある市のマニュアルを障害者福祉課のワーカーさん読んで教えて下さる……

私からすれば失業手当だけでは日常生活全般が大変だから有料老人ホームを辞めても、ケアマネ事務所のアルバイトは続けていたのに・・・

 

6,事務所にて生活費の計算

1216日木曜日

とりあえずアルバイト優先か?と揺れる気持ちでジョブコーチの事務所にて面談。

 

結果。失業手当と福祉的就労での訓練手当(賃金)を一緒に計算するとアルバイトの収入を当てにしなくても、毎月日常生活が出来る事が判明。

その根拠から、ケアマネのアルバイト辞めて支障がないため、今年の2月にジョブコーチの事務所へ行き、ジョブコーチの目の前で電話してアルバイト先の会社に退職の意思を伝えて無事辞める事が出来ました。

 

勿論複雑でした……。もしマトモなアルバイト先なら、有料老人ホームを辞めた後に、すぐにでもジョブコーチと相談してそのアルバイト先のケアマネ事務所で面接にも同行してもらっていたと思いました。

 

しかし、このアルバイト先の会社は残念ながら、従業員を大切にしない会社。

そのため、辞めた事を伝えた時には私は不思議と寂しい気持ちよりスッキリした気分になりました。

 

そして、今年の3月福祉的就労より採用決定通知書が出て、めでたく、4月1日から雇用になりました。

 

7.現在の近況報告

福祉的就労は、障害者手帳 心身に障害があり、一般企業で働くことが難しい場合などに福祉サービスを受けながら働く働き方を福祉的就労といいます。福祉的就労を行う場としては総合支援法に基づく就労継続支援事業所、生活保護法に基づく授産施設などがあります。福祉的就労では、一人ひとりの状況に合った、働くスキル向上のための支援を受けながら生産活動を行います。

 

ジョブコーチの説明では僕が見学に行く福祉的就労は

就労継続支援A型。

利用者と事業所が雇用契約を結びます。(以後職場)

労働基準法に準じて業務を行うため、利用者には原則最低賃金以上の賃金が支払われます。

また、実際の作業を通じて職業技能などを習得し、最終的には一般企業への就労を目指します。

 

その中で私が驚いたのは、この福祉的就労の制度をハローワークのスタッフさんでも知らない方がいて、わざわざジョブコーチが付き添い説明してくれた程。

 

職業訓練所とゴチャまぜにしていたらしい……

普通ハロワがいう職業訓練は無料で授業する代わりに失業手当の受給が認められています。しかし、お金は当然もらえません。

それに対して私が行く福祉的就労はお金が貰えて、授業というよりは実際に就労しながら、難しい事分からない事があれば生活指導員さんへ(ここではスタッフさん)相談する事が常にできます。

また、その職場の所長さんのお言葉では、同じ仕事しているから

 

もし将来一般企業での面接あれば同行して頂き私の今までの働いた様子も面接官へ説明までしてくれるとのお話しがありました。

 

その為、私からすれば一年契約とはいえ訓練できてさらに面接までお付き添い下さるのは非常にありがたいと思いました。

 

更に、喜びとしてはこちらの職場では先輩とのコミュニケーションの取り方も教えてくれて、生活指導員(こちらではスタッフさんとよばれています。)ジョブコーチみたいな方がいて通訳してくれます。

 

おかげで人間関係が学べて働く事を教わり、しかも訓練手当という、賃金を貰える

 

あと、ストレスのコントロールを一緒に取り組んで貰えて、挨拶、感謝、ごめんなさいの方法を学ぶ事も出来ます。(社会常識)

 

具体例として、この職場では必ず毎月2回の振り返りの福祉サービスがあります。

 

初め、雰囲気は面談に近いものがありましたが、良くスタッフさんの姿勢をみると産業医面談に似ていると感じがしました面談シートにて挨拶、感謝、謝罪など大人であれば当然身について当たり前の社会スキルも教えて下さり、その為に心がける

事としてストレスコントロールが必要とのお言葉もあり、誠に振り返りという、福祉サービスには驚くばかり。

自分もケアマネしていましたが、今までの福祉的就労といえば授産施設での生活指導員のアルバイトをしたぐらいで、ここまでのサービスに驚きました。

 

 8、支援の皆様へ提案とこの研修会に参加された事への感謝のお礼

この数年で私が感じた事は、改めて発達障害を精神の病気と勘違いしている方が多いです。

確かに……目に見えない障害だから理解が難しいのなんかわかります。

そのため、このような当事者のお話しする研修には進んで支援の皆様には参加してもらいたいです。

 

 

あと、相談にきたご家族がいたら役所の適切な窓口を教えてあげてほしい。

一覧あればニ、三箇所教えてくれたら親切。(せめて精神保健福祉センター、発達障害者支援センター、障碍者基幹相談支援センターの三つは最低教えてほしいです。

※解説5

 

理由はご本人やご家族は混乱とショックから市内18区の一覧みても困る事があるので、まずは身近な事を教えてくださると助かります。

 

また相談者に来所される方によりますが、私が実際に適切な窓口に繋がるのに、

病院の相談員が目の前で電話して下さり、

『後日もしかすると電話するかもしれないから』と担当者のお名前をきいてくれた支援の方もいました。

正直その支援者には救われました。

もしそこで先方のお名前きいてくれなければ今私は適切な窓口へ電話する気持ちはおきず、発達障害者支援センターにつながる前に疲れてしまい諦めていたと思います。

 

あと、これは自分の任意団体のコマーシャルではありませんが、僕は時々当事者又はご家族とボランティアで同行して窓口に行く場合がもしかするとあるので、その時にはTrovi三毛たけしで発達障害の事で相談しに来ている事を思い出して貰えたら嬉しいです。

 

以上。

このたびは研修に参加してくださり、長い間ご清聴ありがとうございました。

 

 

ここから詳細解説

解説1 

自立神経失調症について

新卒で5月に人間関係につまずき、当時は下痢がひどくて出て介護どころではなくなり、先輩に相談したら心療内科のお勧めあり地元の総合病院へ受診しました。

結果。診療内科は存在せず精神科へ受診。その後カウセリングによる治療を医師から許可されて社会保険で受けていました。

 

 

その後も転職で状況しましたが人間関係につまずき、色々な病院やクリニックでの相談受けて2013年3月に受診したメンタルクリニックにて大人の発達障害ではないかと医師より助言あり。

2013年4月に大人の発達障害者外来への受診にようやくたどり着きました。

※解説2

2013年4月発達障害外来での受診の時に医師から母親の同席要請ありましたが、大人の診断は誤診が多いとの噂を仕事仲間からきいていたので、初めは僕から拒否していました。

結果医師より「不明点多いが、たぶん自閉症スペクトラムでは ないか?」 と主治医からはじめて言われた。

そして、確定診断が出るまでカウンセリングと発達障害ショートプログラムを受ける事になりました。

 

20165 月カウセリングやデイケアでのスタッフさん達の証言から主治医より母親の同席要請があり、 ついにASD(自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠陥多動性障害)の確定診断がされました。

 

 ・不当な差別受けることを心配した主治医は、診断書には “ADHD の傾向 と書いてくれました。

 

※解説3

2016年5月病院から確定診断がでて会社へお伝えしたところ障碍者雇用への切り替えが必要。また雇用契約書も社員から非正規雇用での切り替えしないと『君のこの会社での居場所はなくなる』とのお言葉が部長職から宣告をうけました。

結果労働基準法をあまり知らない僕は不本意ながら口約束ですが合意してしまいました。

※解説4

2016年9月より、かなり低い賃金になってしまったので3年後の2019年に見直しを会社へ求めましたが2年以上過ぎている事から労働基準監督署は動く事ができず弁護士をとおして賃金交渉しましたが、会社の本社の人事部と決裂。

2021年10月。交渉の末和解。解決金を頂き10月31日にて退職となりました。

ただし、会社都合の退職ということから失業手当はわずか7日の待機だけで給付決定してくれたので非常に助かりました。(自己都合だと更に給付まで3か月かかる。)

※解説5

確かに病気の自覚が相談者様に『あなた●●の疑いあります。』と支援者からいうのは医者でもないのにハードル高いと思います。

 

ただ、

人間関係が良くなる。

失業していて生活費がこまる。

ひきこもりある。

親との関係きびしく一人暮らしを希望している。

などのアプローチをすると驚く程相談者のから自ら支援に問い合わせきます。

 

その点、ひきこもり支援しているよこはま南部ユースプラザ様https://nanpla.jp/

がアプローチ慣れていらっしゃいます。

もし支援者の方々でご相談者様へアプローチがお困りの方いらしたらよこはま南部ユースプラザ様アドレスhttps://nanpla.jp/ へ連携とられる事をお勧めいたします。